2009.06.10  プレスリリース(日刊工業新聞)   「カスタムマイクロ流路」半導体の製造技術を応用し1/5価格に

電子部品・材料等の製造販売を行なうケイズアーク株式会社(大阪市)は、半導体向けの保護膜等に使われているポリイミド樹脂(※)を使用し、安価でカスタマイズできるマイクロ化学(流路)チップ(ガラス/ポリイミド/ガラスの3層構造)を、マイクロリアクター向けに大学や研究機関の研究者に対し、6月から販売を開始いたします。




写真提供:
名古屋大学渡慶次准教授
現在、マイクロ化学(流路)チップの主流は、強固なガラスをエッチングやブラスト(吹き付け)加工して流路を形成しており、研究者が希望する流路を実現するには、非常に高額かつ希望するデザインを微細に形成するのが困難なため、研究者の負担になっていました。

弊社が販売するマイクロ流路チップは、ポリイミド樹脂を流路壁面構造体とするため、ガラスの加工がいらず、安価でカスタマイズした流路チップを製造できます。実際、名古屋大学(渡慶次准教授)が行った化学反応・電気泳動などの基礎評価では、従来品であるガラスチップと遜色の無い結果が確認されました。

量産化の前段階である材料研究において、研究者の研究意欲を刺激できる材料だと自負しておりますので、当面は、大学や研究機関向けに、研究開発用途でのマイクロ流路の販売を展開していきます。

(※)ポリイミド樹脂:通常の高分子に比べて破格の高強度、耐熱性を有し、電気絶縁性も優れているため電子回路の絶縁材料として用いられている。また、耐薬品性や耐熱性、熱伝導といった特性があることからも、マイクロ流路に適した材料といえる。



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